【北大阪】大阪桐蔭V王手 宿敵履正社との死闘制す

[ 2018年7月27日 13:05 ]

第100回全国高校野球選手権記念北大阪大会準決勝   大阪桐蔭6―4履正社 ( 2018年7月27日    シティ信金スタ )

<履正社・大阪桐蔭>7回、雄叫びを上げて力投する大阪桐蔭・根尾(撮影・北條 貴史)
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 史上初2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭は準決勝で履正社と対戦。西谷浩一監督が「大阪で一番強い相手」と認めるライバルに辛くも逆転勝ちを収めた。大阪桐蔭は1点を追う9回2死満塁から今秋ドラフト1位候補の根尾昂(3年)の四球で同点。続く山田健太内野手(3年)が左翼へ勝ち越しの2点適時打を放ち、激戦に終止符を打った。

 0―0の7回無死から同1位候補の藤原恭大外野手(3年)が右翼線へ三塁打。続く根尾が左中間へ適時二塁打を放ち、均衡を破った。この回3得点で主導権を握った。

 大阪桐蔭は初戦から3試合連続でコールド勝ちを収め、準々決勝は金光大阪に2―1で辛勝。根尾が金光大阪戦に続いて先発した。ただ、2点リードの8回に暗転。失策に3安打が絡んで逆転を許すなど終盤は苦しい投球が続いた。

 史上初の大阪決戦となった昨春選抜決勝の再戦。履正社は浜内太陽(3年)が今夏初登板初先発した。中学時代は投手だった背番号9の主将が強力打線相手に真っ向勝負を挑んだ。初回は中川を、2回は山田をともに遊ゴロ併殺に仕留めると、圧巻は4回だ。無死一、二塁から藤原を空振り三振に仕留めると、続く根尾を二ゴロ併殺打に封じた。5回も青地を遊ゴロ併殺にうちとるなど持ち味を発揮した。8回に一時逆転に成功するなど実力を示したが、あと一歩及ばなかった。

 大阪桐蔭は夏の大阪大会に限れば、対履正社戦の連勝を11に伸ばした。

 大阪桐蔭のスタメンは以下の通り 

 1番・三塁 石川

 2番・左翼 宮崎

 3番・遊撃 中川

 4番・中堅 藤原

 5番・投手 根尾

 6番・二塁 山田

 7番・捕手 小泉

 8番・右翼 青地

 9番・一塁 井阪

 履正社のスタメンは以下の通り

 1番・中堅 筒井

 2番・遊撃 西山

 3番・投手 浜内

 4番・一塁 白滝

 5番・三塁 小深田

 6番・左翼 井上

 7番・二塁 谷川

 8番・捕手 野口

 9番・右翼 桃谷

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