阪神・松田&ソフトB飯田 トレード 虎今季の補強は終了

[ 2018年7月27日 05:30 ]

阪神・松田遼馬投手(左)とソフトバンク・飯田優也投手
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 阪神の松田遼馬投手(24)とソフトバンクの飯田優也投手(27)のトレードが26日、両球団から発表された。中継ぎの左投手を求める阪神と、同じく右投手を欲したソフトバンクとの思惑が一致した。飯田の背番号は松田が付けた「56」となる見込みで、後日に入団会見が行われる。

 補強期限終了となる7月31日を目前に、電撃トレードが発表された。中継ぎの左投手が不足する阪神が、通算86試合で救援登板した実績を持つソフトバンクの27歳左腕・飯田を獲得した。

 飯田は東農大生産学部(現東農大北海道オホーツク)から12年育成ドラフト3位でソフトバンク入り。140キロ台中盤の速球にスライダー、チェンジアップ、フォークが持ち球の左の本格派だ。14年に支配下登録され同年は11試合に先発し2勝をマーク。翌15年からリリーフとして登板しているが、今季はわずか1試合登板にとどまっていた。

 ソフトバンク球団を通じて「まだ気持ちの整理がつかず、ただ驚いています。これから新しいプロ野球人生が始まるんだな、と思っています」とコメントし、新天地でのプレーを前向きに捉えた。

 阪神は左投手の中継ぎが手薄。高橋聡、岩崎に昨季ほどの安定感がなく、シーズン途中で能見を配置転換するなど試行錯誤が続く。金本監督も「先発の経験もあるだろうし(救援と)両方、経験があるから」と、飯田にフル回転を期待した。

 球宴期間の坂井信也オーナー、金本監督らの会合で方針が決まったという。谷本修球団本部長は「ソフトバンクさんも“松田選手であれば”とのことだったのでスムーズに進めさせてもらった」と経緯を説明。さらなる戦力補強に関して問われ「現有戦力で戦っていく」と、シーズン中の補強終了を明言した。

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2018年7月27日のニュース