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広島・菊池、開始4分決勝2ラン 62打席ぶり9号「たまたまです」

セ・リーグ   広島3―1阪神 ( 2018年7月24日    甲子園 )

初回無死一塁、菊池は左越えに先制の2点本塁打を放つ。投手岩田(撮影・北條 貴史)
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 試合開始からわずか4分後の無死一塁。快音を発した打球は放物線を描き、敵地の左中間席に消えていった。広島・菊池にとっては待望の一発。6月28日の巨人戦以来、実に14試合、62打席ぶりとなる9号先制2ランだった。

 「必死に食らいついていった。先制点につながってよかった。でも、たまたまです」

 1ストライクから岩田が投じた141キロの内角直球。「サイン通り。ボクはサインに従うだけなんで」。強打を選択したベンチの期待に、最高の結果で応えてみせた。それでも表情は険しい。「アレ(本塁打)だけなんでね…」。以降の4打席凡退が引っかかっていた。

 苦しんでいる。選手間投票で今夏の球宴選出が決まった際、「成績が悪いので複雑」と語ったように、16年に最多安打を獲得した実力者にすれば、2割5分を切る打率は不本意の極みだ。フッと漏らした言葉がある。

 「動かなかったところまで動くので、感覚が微妙に違う。なかなかしっくりこない」

 昨年末に初めて米国自主トレを行い、肩甲骨や股関節の可動域が広がった。身体能力をより引き出そうとした試み。ただ、体の変化はスイング感覚をも微妙に変えた。試合後は室内の自動ティー打撃マシンで打ち込むことも。必死だった。

 緒方監督は、結果的に決勝打となった菊池の一打に目を細める。「キクが先制パンチを見舞ったね。いい打撃をしてくれた」。たとえ低打率にあえごうと、その守備力による貢献度は絶大。欠かせぬ存在だからこそ待望の一発を喜んだ。

 阪神戦の3連勝を前提条件に、最短28日に球団最速で優勝マジックナンバー45がともる可能性がある。

 「まずは1つ取れたんでね。また明日、頑張ります」

 言い訳せず、チームの勝利に何とか貢献しようと、懸命にもがく背番号33。スカッと笑える日はきっと近い。(江尾 卓也)

[ 2018年7月25日 07:44 ]

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