侍J 稲葉監督、福島で実戦希望 東京五輪まであと2年「どんな人工芝になるかは凄く気になるところ」

[ 2018年7月25日 05:30 ]

福島県営あづま球場を視察し、握手を交わす野球日本代表の稲葉監督とソフトボール日本代表の宇津木監督
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侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)は東京五輪まであと2年となった24日、20年7月29日に初戦を行う福島市の福島県営あづま球場を視察した。同球場は総工費13億円をかけて今年11月から全面人工芝化などの改修工事を行う。稲葉監督は、本番前に実戦を数試合、改修後の同球場で行うことを希望した。

 「どんな人工芝になるかは凄く気になるところ。できれば1、2試合ぐらいこの福島でやれたらいいと思う」

 就任以来「“1”を大事にしてほしい」と繰り返してきた。初球、一歩目、1打席目など多くに通じるが、初戦こそ最も大事。大会方式は敗者復活制のあるトーナメントに決まった。オープニングラウンドである初戦の勝敗は、金メダルの条件ではないが「この福島でいい勝ち方で流れをつくり金メダルを獲りたい。負けたくない。(最短の)5戦で終えたい」。堅守と小技が侍ジャパンの長所。情報ではなく、生で新人工芝を知る必要がある。工事は来年9月までで、来年11月か、20年3月などがテストマッチの候補時期となる。

 先駆けて22日に福島で初戦を行うソフトボール・宇津木麗華監督(55)とは健闘を約束。「いい流れを頂きたい。ソフトも野球も金メダルが一番いい結果」。生の情報という地の利も生かし、ダブル金メダルを誓い合った。(後藤 茂樹)

 ○…稲葉監督と宇津木監督はそろってあづま球場を視察。その後は福島市内のホテルでの「ふくしま大交流ミーティング」で登壇した。前回実施された08年北京五輪に続く連覇の期待がかかる。稲葉監督と同じく野球とのダブル金メダルを目標に掲げ「我々が頑張り野球に流れをつくりたい。日本選手団全体を勢いづける試合をしたい」と意気込んだ。

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2018年7月25日のニュース