【佐賀】佐賀商 ノーシードから10年ぶり夏甲子園 4番・古賀が強力援護

[ 2018年7月25日 20:33 ]

第100回全国高校野球選手権記念 佐賀大会決勝   唐津商5―2唐津商 ( 2018年7月25日    みどりの森県営 )

<佐賀商・唐津商>8回2死一、二塁、2点適時二塁打を放った佐賀商・古賀輝はガッツポーズ(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 佐賀商・木村颯太(3年)、唐津商・伊藤諒成(3年)の大会屈指の好投手が投げ合った決勝戦は佐賀商が5―2で唐津商に競り勝ち、2009年以来10年ぶり16回目の夏甲子園出場を決めた。

 息詰まる投手戦になったゲームはお互いに6安打ずつで失策も2。勝負を決めたのは佐賀商4番・古賀輝希(3年)のバットだった。2回には貴重な先制点につながる三塁打を放ち、1点差に迫られた8回には2死一、二塁の好機に適時二塁打。追い上げムードの唐津商を突き放す大きな2点の追加点をあげた。

 前日の準決勝は無安打に終わった。「がむしゃらに打席に入った」と心境を話し、「最後に決勝で四番らしい打撃ができて良かった」と汗をぬぐった。

 夢だった甲子園へ。「佐賀県の代表として恥ずかしくないプレーをしたい」とはにかんだ。

 森田剛史監督が「初戦敗退も覚悟していた」と話すチームがノーシードから頂点へ。2年前に同じ決勝の舞台で敗れた唐津商にリベンジも果たした。「借りを返せた」と指揮官が話せば、エース・木村も「2年前、自分が交代で出て打たれて流れが変わって負けた。その悔しさがずっとあった」と溜飲を下げた。

 まとまりを欠いたチームが勝ち進んでいくことで一つになった。指揮官は「信じられないプレーをしてくれた。甲子園でも楽しんで欲しい」と目を真っ赤にして選手たちの成長を称えていた。

続きを表示

2018年7月25日のニュース