北海ベアーズ悲願のV 創部42年 11人で勝ち取った 

[ 2018年7月25日 05:30 ]

優勝を決めて笑顔の北海ベアーズナイン
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 中学生の硬式野球、ポニーベースボールの第44回全日本選手権大会(スポーツニッポン新聞社後援)最終日は24日、東京都の江戸川区球場などで3部門の決勝戦が行われた。最高峰のポニー大会は、北海ベアーズ(北海道)が宜野湾ポニーズ(沖縄)を8―5で破り優勝。なお、会長杯大会は立花ドリームズ(九州)、理事長杯大会は栃木ポニーベースボールクラブジュニア(関東)が優勝した。

 《北海ベアーズ 玉田維持のV打》 創部から42年。悲願の優勝を11人の部員の力で勝ち取った。

 決勝戦の相手は過去4度優勝の実績を誇る強豪・宜野湾ポニーズ。初回から点を取り合い、互いに一歩も譲らない展開だったが、7回先頭の代打・今野が右前打で出塁すると、相手の投手のけん制悪送球、暴投で三塁に。続く玉田の右前適時打で勝ち越すと、4番・佐々木の左越え二塁打で突き放した。決勝打を放った玉田は「勝ち越しの場面だったので、なんとかしてやろうと思った。うれしい」と白い歯を見せた。

 石丸克典監督は「一生懸命やることで“野球の神様は見てくれている”のだなと。感動した」と就任11年目でつかんだ栄冠に、目にはうっすらと光るものがあった。「これからも野球道を学び、一生懸命やり遂げたい」。モットーのあいさつ・元気・全力疾走で今後も突き進む。

 《宜野湾ポニーズ 最終回3連打も》8年ぶり5度目のVにはあと一歩及ばなかった。3点を追う7回2死、2ストライクの場面から代打攻勢を仕掛けて3連打。長打が出れば同点だったが、最後は安里が三振に倒れた。就任3年目の伊佐嘉道監督は「力及ばずでしたね。でも暑い中、よくここまで頑張ってくれました」と選手を称え「来年も必ずまたこの大会に戻ってきます」と力強く誓って球場を後にした。

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2018年7月25日のニュース