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マー 51日ぶり白星 3つの戦いに勝った6回2失点

ア・リーグ   ヤンキース12―3ホワイトソックス ( 2017年6月28日    シカゴ )

<ホワイトソックス・ヤンキース>最速156キロを4度マークするなど速球系で押した田中
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 ヤンキースの田中将大投手(28)が28日(日本時間29日)、敵地ホワイトソックス戦で6回を6安打2失点で6勝目。自己ワーストを更新中だった連敗を6で止め、5月8日レッズ戦以来9試合、51日ぶりとなる白星を手にした。雨風の悪条件にも対応能力を発揮。完全復調が見えた。

 降り注ぐ雨の中で、自他ともに認める雨男・田中の笑顔がはじけた。苦しんだ末、徐々に手応えを感じつつあったものが、白星という形で報われた。

 「チームに迷惑をかけている期間が長かった。しんどい思いはあったけど、そういう中でも自分のやるべきことを明確にして、ようやく形になった」

 自ら「キャリアの中でも最も悪かった」と評した5月14日からの2試合。そこからの日々は、立て直しと同時に、ヤ軍エースの攻略へ進化する打者への適応の戦いだった。

 登板間には球場の階段を使ってのダッシュも導入。これまでより体に負荷をかけた。投球フォームも見直し、リリースポイントは全ての球種で5センチ前後高くなったとの米サイトのデータもある。本人も「球の切れが上がってきている」と実感する。

 そして、対打者には高めの直球を要所で使い、宝刀スプリットとの高低差を駆使した。ローボールヒッターが多く、守備隊形に左右されない一発が出やすい25〜30度の打球角度を付けるべく、アッパースイングを重視する最近の打者傾向がある。「高めの直球」は効果的で、空振りをとれるようになった。

 開始当初から三塁側から一塁側に吹き付ける強風に見舞われ「スライダーの制球が定まらなかった」という。速球系で押し、全18アウトのうち13個をゴロで記録。2併殺も速球で奪った。最速は97マイル(約156キロ)を4度。ダルビッシュ(レンジャーズ)と歴史的な投手戦となった23日より、最速は1マイル(約1・6キロ)上がった。

 味方打線が爆発すると打たれた相手投手の気持ちを考えてしまうこともあったという。信頼回復には結果を出すしかない。「コンスタントに続けていくことが大事」。喜びに浸る様子もなく、次戦に目を向けた。(シカゴ・大林 幹雄)

 ≪調子と比例する空振り数≫田中自身が「(調子と)比例する」と話すのが空振りの数だ。投球数に対する空振りの割合を示す「空振り率」は、米データサイト「ファングラフス」によると15.8%を記録。5戦5敗の5月14日〜6月6日の5試合は、3試合で1桁だったが、それ以降は4戦連続で15%を超えた。また、故障離脱を除く51日ぶりの白星は渡米後最長ブランク。楽天時代の08年には北京五輪期間を挟み、自己最長ブランクの100日ぶり白星だった。

[ 2017年6月30日 05:30 ]

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