糸井 光見えぬ16打席連続無安打「何とか1本打てるように」

[ 2017年6月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―2中日 ( 2017年6月29日    ナゴヤドーム )

<中・神>3回、糸井は空振り三振に倒れ、ベンチに戻る
Photo By スポニチ

 阪神・糸井本人も首脳陣もファンも待ち焦がれている快音はまた響かなかった。3回2死二塁の第3打席で空振り三振に倒れるなど3打数無安打。25日の広島戦の第1打席で右越え安打を放ってから、16打席連続無安打へ停滞の時間は伸びた。

 「何とか1本打てるように頑張ります」

 敗戦後の帰り道ではじっと前を見据えながら声を絞り出した。左太腿裏の軽い筋挫傷が治り、交流戦明けの23日の広島戦から満を持して先発に復帰。ただ、その後の5試合で19打数3安打、打率・158と一向に調子が上がってこない。

 初めてのセ・リーグ挑戦となった新天地でも開幕から存在感を見せてきた。それは誰もが認めるところだ。今夏球宴へ向けては外野手部門のファン投票1位に選ばれただけでなく、選手間投票でも堂々の外野部門1位の406票を集めて選出された。チームを勝たせ、ファンを沸かせたい気持ちで胸の中はいっぱいのはず。暗いトンネルは自力で脱出するしかない。(山添 晴治)

続きを表示

2017年6月30日のニュース