森コーチに弔いVを…西武 30日オリ戦で追悼セレモニー

[ 2017年6月30日 05:30 ]

パ・リーグ   西武―オリックス ( 2017年6月30日    メットライフドーム )

西武の救援投手として活躍した森さん
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 突然の別れを受け入れられなかった。とめどなく涙が流れた。西武・森慎二投手コーチが28日多臓器不全のため死去して一夜明けた29日もチームは悲しみに包まれた。

 遠征先から東京へ戻る那覇空港で大石はこらえきれなかった。搭乗前に足を止め、「慎二さんがコーチにいなかったら、ここまで投げられるようになっていない。2軍にいた時もつきっきりで見てくれた」と何度も目元を拭った。

 昨季36試合に登板し中継ぎとして才能を開花させたが、その陰には2軍暮らしが続いた15年まで親身に指導してくれた兄貴分の存在がいた。ショックで寝られなかったのは、大石だけではない。首脳陣、選手たちの表情は憔悴(しょうすい)していた。牧田も「負けても暗い雰囲気をつくらないので助けられた。無理して球場に来ていたのかもしれない」と肩を落とした。

 この日は2軍と一部の1軍投手練習が行われた西武第2で半旗が掲げられ、ナインは練習前に黙とうをささげた。球団は30日のオリックス戦(メットライフドーム)で追悼セレモニーも実施する。球団旗を弔旗として試合前に黙とうを行い、選手は喪章をつけてプレー。試合中は森コーチの背番号89のユニホームを三塁ベンチに掲げ、球場に直結する獅子ビル3階には献花台を設置する。

 それでもシーズンはまだ半ば。辻監督は「優勝への思いを持って戦っていくしかない。我々は振り返ることができない。勝つためにやるだけ」と声を絞り出した。選手会長・炭谷も「慎二さんの分の気持ちを背負って優勝を目指したい」と誓った。首位・楽天とは7・5差の3位。森コーチへ弔いの気持ちを持って前に進むしかない。

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