オリ福良監督 来季続投が正式決定 球団幹部が明かす

[ 2016年8月17日 05:30 ]

<日・オ>来季続投が正式決定した福良監督(左から3人目)

パ・リーグ オリックス2―3日本ハム

(8月16日 札幌D)
 オリックスは福良淳一監督(56)の来季続投を正式決定したことが16日、分かった。球団幹部が明らかにした。

 すでに宮内義彦オーナーと西名弘明球団社長が直接会談して最終決断に至り、福良監督本人に続投を要請した。

 福良監督は、15年6月に森脇浩司前監督の休養を受け、ヘッドコーチから監督代行に昇格。低迷するチームを建て直し、同シーズン終盤に監督昇格が決まった。1年目の今季は序盤戦で借金を増やしたが、交流戦後に勢いを取り戻して7月は12勝11敗と月間勝ち越しに成功、8月も9~11日のソフトバンク戦で3連勝するなど戦いぶりは安定してきた。

 この日の日本ハム戦に敗れて43勝62敗で、10日ぶりに最下位転落。クライマックスシリーズ進出も絶望的な状況ながら、西名球団社長は先月から早々と続投を支持するなど信頼。チームの中長期的な巻き返しに福良監督の手腕が必要不可欠との判断は変わらなかった。

 宮内オーナーは7日のロッテ戦を観戦後、福良監督を直々に激励。「ここから全勝や。(最下位は)嫌も何も、論外」と奮起を促した。厳しい言葉は来季への期待感を込めたものだったようだ。この日は西名球団社長が札幌入りし、日本ハム戦を観戦。「前より良くなっている。これから勝つしかない」と今季の巻き返しにも期待した。

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2016年8月17日のニュース