【夏の1ページ】3年ぶり聖地 努力の分だけ「重みが違う」

[ 2016年8月17日 10:25 ]

<盛岡大付・鳴門>9回2死満塁、代打で押し出し死球を選び、雄叫びを上げる盛岡大付・赤坂

第98回全国高校野球選手権10日目・3回戦 盛岡大付9―11鳴門

(8月16日 甲子園)
 13年のセンバツで東日本大震災の被災3県代表として始球式を務めた盛岡大付の赤坂は、3年後に選手として甲子園に帰ってきた。

 8―11の9回1死満塁で代打で登場。「何でもいいから回そう」と押し出し四球を選んで2点差とした。続く石橋が投ゴロ併殺打に倒れて試合終了。「このチームで全国制覇したかった」と目を赤くした。

 中学2年の3月、センバツで始球式を務めた試合は盛岡大付―安田学園(東京)戦。投球前、先発右腕の松本(現ソフトバンク)に「緊張しているのか?頑張れよ」と励まされた。その1年後「今度は選手として甲子園に出たい」と盛岡大付に進学。松本と再会し「あのときのおまえか?」と驚かれたことも今では懐かしい思い出だ。

 1年夏の甲子園はアルプス席で声援を送っていたが、今大会は背番号17でベンチ入り。2回戦では「7番・左翼」でスタメン出場も果たした。「努力してやっとつかんだ甲子園だったので、3年半前とは全然重みが違った。大観衆の前でプレーできて幸せでした」。あの春よりも大勢の観客で埋まった聖地を目に焼き付け、涙を拭った。 (原田 真奈子)

 ◆赤坂 祥基(あかさか・よしき)1998年(平10)6月16日、岩手県生まれの18歳。小3から堀内スポーツ少年団で野球を始める。普代オーシャンズを経て、普代中では普代クラブに所属。盛岡大付では2年秋からベンチ入り。1メートル76、68キロ。右投げ左打ち。

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