聖光学院２年ぶり８強　鈴木駿２失点完投　東邦ミラクル再現ならず

＜東邦・聖光学院＞聖光学院先発の鈴木駿

第９８回全国高校野球選手権大会第１１日・３回戦 聖光学院５―２東邦

（8月17日 甲子園）
　第９８回全国高校野球選手権大会第１１日は１７日、甲子園球場で３回戦の４試合が行われ、第１試合は１０年連続１３回目出場の聖光学院（福島）が２年ぶり１７回目出場の東邦（愛知）を下し、２年ぶりの準々決勝進出を決めた。

　聖光学院は初回に幸先よく、加納の適時打で先制すると、２回に追いつかれたが、５回に無死三塁から小泉の犠打で勝ち越した。６回は無死一、三塁で西川が適時二塁打、１死二、三塁で瀬川が適時打をそれぞれ放って加点。７回にも２死二塁から代打・磯辺の適時二塁打で１点を追加し、リードを広げた。投げては甲子園初登板の鈴木駿が２失点も、隙のない投球で反撃の余地を与えなかった。

　東邦は先発の藤嶋が６回途中９安打４失点で降板。２番手・松山も小刻みに点を重ねる相手のテンポを崩せなかった。打線は好投の聖光学院・鈴木駿を最後まで攻略できず、少ないチャンスを生かし切れなかった。