日南学園 小兵1メートル61森山が好救援 8強あと1勝

[ 2016年8月16日 05:30 ]

<市和歌山・日南学園>2回途中からマウンドに上がり好投した日南学園・森山

第98回全国高校野球選手権第9日・2回戦 日南学園6―4市和歌山

(8月15日 甲子園)
 大黒柱がピンチを切り抜け、流れを取り戻した。日南学園はエースの森山が2回途中から登板し、7回1/3のロング救援で1失点と力投=写真。逆転勝ちを呼び込み、チームに2001年以来の夏2勝をもたらした左腕は「本当にうれしい。心の準備をしていたし、慌てることなく投げることができた」と笑顔で振り返った。

 先発の蓑尾が2回に失策も絡んで3点を失い、2死一、三塁でマウンドへ。一ゴロに打ち取ると、3回以降も低めに変化球を集めた。出場49校中、背番号1を背負う最も低い1メートル61。金川豪一郎監督は「持ち味である粘り強さが出た」と称えた。寺原(現ソフトバンク)を擁した01年のチーム最高成績でもある8強入りまで、あと1勝。それでも森山は「まずは目の前の1試合。“自分たちは自分たち”と考えてやりたい」と冷静だった。

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2016年8月16日のニュース