横浜DeNA球団社長は35歳“やり手” 球界最年少

[ 2011年11月19日 06:00 ]

(左から)ディー・エヌ・エー池田純執行役員、守安功社長、春田真会長

 横浜球団を買収した交流サイト大手ディー・エヌ・エー(DeNA)は、新球団社長に同社執行役員の池田純氏(35)を就任させる方針であることが18日、分かった。就任すれば現在の12球団で最も若い球団社長となる。

 池田氏は、昨年4月に設立したDeNAの子会社でNTTドコモとの共同出資会社「エブリスタ」の社長。同社は、携帯電話用小説などの投稿ポータルサイト「E★エブリスタ」を手掛けており、10月末には電子書籍アプリダウンロード数が150万を突破した。オーナーに就任する春田真DeNA会長(42)も、池田氏の想像力と企画力が球団運営に最適と判断し「(新社長は)若くて意欲的な人」と期待を寄せている。

 横浜は今季本拠地の観客動員数が約110万人と12球団最低だったが、DeNAは来季は約150万人をもくろんでいる。同社最大の携帯電話サービスである「モバゲー」の特性を生かした企画も考案中で、池田氏がその旗振り役となる。急成長を遂げたIT企業を象徴するフレッシュな人事で球界に新風を吹き込む。

続きを表示

2011年11月19日のニュース