巨人お家騒動経過 清武氏の緊急会見からぼっ発

[ 2011年11月19日 06:00 ]

清武氏の解任を受け、巨人球団事務所があるビルの前には多くの報道陣が集まった。

 清武氏が文部科学省で緊急会見を行ったのが11日。球界を揺るがす騒動の経緯を振り返った。

 ▽11月11日 清武英利球団代表兼GMが都内の文部科学省記者クラブで緊急会見。渡辺恒雄球団会長が10月20日に一度は来季コーチ人事を了承しながら、既定路線だった岡崎郁ヘッドの留任ではなく、江川卓氏をヘッド格で招へいするプランを推し進めていると明かした上で「プロ野球の私物化」と糾弾した。さらに桃井恒和オーナーがオーナー職を外れ、自身はGM職を外される内示を受けていたことも暴露。企業コンプライアンスの観点から同会長を内部告発したが、桃井オーナーは清武代表の独断での会見に「かばうことはできない。とんでもない話」と話した。

 ▽12日 渡辺会長が土曜日にもかかわらず読売新聞東京本社に休日出勤。球団事務所で清武代表との会談を終えた桃井オーナーを呼び寄せて今後の対応を話し合う。夜に同社広報部を通じて反論する談話を文書で発表。冒頭に「事実誤認、表現の不当、許されざる越権行為及び私に対する名誉毀損(きそん)が多々ある」とした上で「清武君に謝罪を求めます」。江川氏の助監督での招へいプランは原辰徳監督の提案だったとし、白石興二郎氏の次期オーナー就任なども明らかにした。清武代表の処遇については「本人の反省次第」としたが、同代表は深夜の声明文で再反論。

 ▽13日 日曜日のため渡辺会長、清武代表とも公の場には姿を見せなかった。宮崎で秋季キャンプ中の原監督は江川氏の入閣案について「非公式というかね。やっぱりチームを高めるための、そりゃあもう(渡辺会長と)たくさん会話をしているわけですから。たまたまその一つ、固有名詞が挙がった」と認める。

 ▽14日 清武代表が球団事務所でGM業務を再開。交渉が滞っていた2軍コーチと来季の契約を結ぶ。渡辺会長は報道陣との接触がないまま帰宅し、声明や発言はなく静観。桃井オーナーもコメントを避ける。

 ▽15日 桃井オーナーが宮崎を訪れ、原監督ら首脳陣に事情説明した上で謝罪。原監督とは2年契約を結ぶことを明かしたが「もし来年V逸、3年連続V逸となったら、責任を取らなきゃいけないよということを一緒に伝えた」と来年V逸なら解任の可能性も示唆。また、加藤良三コミッショナーに電話で騒動を謝罪したことも明かした。渡辺会長は報道陣との接触はなく帰宅。清武代表も球団事務所に姿を見せなかった。

 ▽16日 清武代表は球団事務所で契約更改交渉。第2捕手の鶴岡が移籍を前提にFA権を行使する旨を球団に伝える。FA残留交渉に臨んだ高橋信も球団側の慰留を保留した。

 ▽17日 清武代表が球団事務所で報道陣に対応。11日の会見について「日本シリーズの最中に事(江川氏の入閣など)が進行してしまっては、コーチが守れないという判断のもとに行った。こんな時期になったのは非常に残念」と釈明。「この期間中、あるいはしばらくの間は、私は発言を控えたいと思います」と日本シリーズ期間中の発言は控えることも明かした。

 ▽18日 桃井オーナーが球団事務所で会見を開き、清武代表の取締役解任を発表。清武氏は法的措置も辞さない構えを見せた。

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