智弁学園 8強敗退「勝ったと思い守りに…」

[ 2011年8月19日 06:00 ]

<智弁学園・作新学院>涙をぬぐい甲子園をあとにする青山(右から2人目)

第93回全国高校選手権大会準々決勝 智弁学園6―7作新学院

(8月18日 甲子園)
 智弁学園が痛恨の逆転負けを喫した。1点リードの9回、2年生エースの青山が3安打と犠飛で攻略された。「先を見てしまった。勝ったと思い守りに入ってしまった」と肩を落とした。捕手の中道も「何かあると思っていたけど、予想以上に相手の攻撃に迫力があった」とうなだれ、「自分のミス」と責任を背負った。

 奈良大会で新記録となる1大会10本塁打を放った打線は、初回に3点を奪うなど、8安打6得点を挙げた。3打点の3年生・横浜は「これまでは調子が良くなかったが、最後に自分の打撃ができた」と胸を張った。

 この日の先発のうち、バッテリーを含めて4人が2年生。「もう一回甲子園に帰ってきて、ベスト8を超えて3年生に恩返ししたい」と再起を誓った。

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