早大、豪華継投で五分に…3回戦は佑ちゃん先発!

[ 2010年5月30日 18:49 ]

慶大を破り、喜ぶ大石(左から2人目)ら早大ナイン

 【早大4―2慶大】2点をリードした早大は九回に1死一、二塁と慶大に粘られたが、剛腕の大石が2者連続三振。最後の打者は150キロの快速球で3球三振で締めくくった。「優勝が懸かっているから、いつもより気合が入っていた。絶対に負けられないという気持ちで投げた」と大学球界を代表するクローザーが息をついた。

 先発した福井が連打を許さず6回2失点と踏ん張った。これで今季は防御率0点台で3勝無敗。安定感のある右腕は「3年生までと違って勝ちたい気持ちが強い。何とか借りを返すつもりだった」と誇った。
 斎藤、大石、福井と今秋のドラフト1位候補が並ぶ豪華な投手陣。斎藤で1回戦を落とし、後がなくなった早大が残る2人の4年生の力投で望みをつないだ。
 前日に斎藤から「あした頼むよ」と言われた福井は「試合後、すぐに斎藤に『あした頼むよ』と言い返した」。応武監督も3回戦でのエースの先発を明言。天皇杯が懸かる大一番の命運は、野球部の100代目主将に委ねられた。

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2010年5月30日のニュース