黒田7失点KO…今季最短5回途中で降板

[ 2010年5月30日 12:47 ]

ロッキーズ戦に先発し5回途中で降板したドジャース・黒田。ベンチに戻り頭を抱えた

 ドジャースの黒田博樹投手は29日、デンバーでのロッキーズ戦に先発し、今季最短の4回0/3を10安打7失点(自責点5)で3敗目(5勝)を喫した。チームは3―11で敗れた。

 黒田は、今季最短の5回途中で降板し、7失点で3敗目を喫した。トーリ監督の「いつもの制球力が見られなかった」という言葉が、すべてを物語る。立ち上がりからボールが高めに浮き、2四死球絡みで2点を失った。

 その後もストライクを取りにいった球をことごとく痛打されてしまう。黒田は「軸になるボールがなく、カウントを悪くして打たれた」。5回に連打を浴びたところで、交代を告げられた。

 2年前も6回9安打5失点と苦しんだ、メジャーで最も標高が高い球場。右腕は、試合前の投球練習から「変化球でイメージに近いボールがなかった」と明かす。これではボールを動かして勝負する持ち味を発揮できるはずもなかった。

 体調面は問題ない。「1点差でも、これだけ点を取られても負けは負け。いいように考えて、気持ちを切り替えてやっていきたい」と前を向いた。(共同)

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2010年5月30日のニュース