東野 6回無安打で交代も…レオ狩り8連勝

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<西・巨>西武に勝利し8勝目を挙げた東野は原監督(左)とハイタッチ

 【巨人4―0西武】快挙へのカウントダウンが始まろうかとした矢先。7回裏のマウンドに巨人・東野の姿はなかった。6回無安打。99球で降板した右腕は試合後「投げる前から左足の張りがあったので大事を取った。無安打?それもあったけどケガをするよりもいい」。自らの快挙挑戦より、ローテーションを守ろうとした姿勢に主戦投手の風格が漂った。

 初回から直球、変化球ともに制球は抜群。中島、中村ら右の強打者は内角を見せ球に使って、外角勝負を徹底。計5打数無安打に抑えて「右打者の内角を攻めることができた」と胸を張った。
 自身8連勝で昨季の勝ち星に並んだ。躍進の要因の一つがカーブだ。力で押す持ち前の強気な投球も一本調子では打ち込まれる。唯一黒星が付いた今季初登板の3月28日、ヤクルト戦(東京ドーム)は110球中2球しかなかったカーブが登板を重ねるたびに割合は増え、この日は99球中13球。捕手の阿部も「きょうは首を振ってカーブを投げてきた」と目を丸くした。勝負球として使える制球力もついて、投球の幅は広がる一方だ。
 さらに握りの違う2種類のスライダーも使い分ける。人さし指と中指を閉じて投げる球は、カットボール気味に横に変化。右打者の勝負球に多く投じ、2回は中村から三振を奪った。両指に間隔をあけて握るスライダーは縦の変化で、左打者の外角に多投した。
 ハーラートップタイの8勝目の東野に原監督も「自信を持って投げているね」。チームに絶対不可欠の存在。東野が大黒柱に育ちつつある。

続きを表示

「第101回(2019年)全国高校野球選手権」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2010年5月30日のニュース