緩急駆使し快挙達成 ハラデー「最高の気持ち」

[ 2010年5月30日 15:35 ]

 【フィリーズ1―0マーリンズ】27人目の打者を三ゴロに打ち取ると、大きな手を広げて捕手のルイスと抱き合った。身長198センチの背番号34をナインがたちまち取り囲む。115球でマーリンズ相手に完全試合を達成したハラデーは、大リーグ公式サイトなどによると「挑戦しようとするものではない。でも、今は最高の気持ち」と喜んだ。敵地の約2万5千人の観客は総立ちで快挙をたたえた。

 蒸し暑いマイアミで、機械のように投げ続けた。23日のレッドソックス戦で7失点と乱れたのがうそのように、淡々とアウトを積み重ねた。武器の高速シンカーに加え、カットボールとカーブで緩急を駆使。低めへの制球も絶妙だった。

 積極的にストライクを投げ込み、四球が少ないのが特徴。3ボールの場面が7度ありながら、四球がなかったのはストライクゾーンで勝負し続けた結果だ。すべての球種が勝負球となる一級品。「9回2死になってからチャンスがあると思った」と精神面でも揺るがなかった。

 2003年にサイ・ヤング賞を受賞し、実力はメジャーの中でも群を抜く。快挙には違いないが、驚くべきことではないのかもしれない。(共同)

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