イチロー2安打!ゴジラに“貫禄勝ち”

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<エンゼルス・マリナーズ>5回、左前打を放つイチロー

 【マリナーズ8―3エンゼルス】マリナーズのイチロー外野手(36)が28日(日本時間29日)、エンゼルス戦で2安打2得点をマークし、3連勝に貢献した。イチローの2得点は30試合ぶりで、メジャー通算1000得点へ残り4とした。守備でも観衆の目を意識したスライディングキャッチを披露。今季2度目となったエ軍・松井秀喜外野手(35)との注目対決で、4打数無安打に終わったゴジラに貫禄勝ちした。

【試合結果


 3回2死。イチローは内角ボール球の145キロに詰まりながらも、バットに乗せて中前に落とした。続く5回も内角145キロに差し込まれながら、体の開きを抑えつつ、今度はねじ込むように左前に運んだ。
 初回にバットを折られた二飛で、内角球攻略の確証を得ていた。「どういう感覚を持ってるかだよね。1打席目は紙一重だから。何もネガティブなものを残すものではないから、僕の中で」。詰まることも織り込み済みの2安打だった。
 「芯に当ててしか安打にできない選手は安打は打てないですよ、他人よりも。そういう(芯に全部当てようとする)考え方をしているうちは、他人と変わらないレベルにしかいないだろうね」。究極の技術を見せつけた2安打を、いずれも生還に結びつけた。4月23日ホワイトソックス戦以来の2得点で3連勝に貢献。大リーグ通算1000得点へ残り4とした。
 守備でも魅せた。8回、先頭ケンドリックの右翼線方向へのライナーをスライディングキャッチ。イチローVS松井の今季第2ラウンドに詰めかけた多くの日本人ファンを意識したプレーだった。「そうだよ。(スライディングは)必要ないもん。人が入ってたからね。どうせ捕るならそっちの方が、見てる人も楽しいんじゃないかなと思って。スタートさえ切れれば(落球の)リスクはないからね」と明かした。
 マ軍は2連勝だったがその間、自身は無安打だった。打って守って完勝したこの日の喜びを「言うまでもないわね」。同地区ライバル対決での好勝負、そして大観衆が、さらにイチローを熱くさせる。

 ≪日米通算1654得点は3位≫イチローのメジャー通算996得点は、現役大リーガーでは24位にランクされる。オリックス時代の658を加えた日米通算1654得点では、現役ではロドリゲス(ヤンキース=1712)、グリフィー(マリナーズ=1662)に次ぐ3位に相当。日本選手でも王貞治(巨人=1967)、福本豊(阪急=1656)に次ぐ3位に相当する。なお、松井は日米通算1451得点(日901、米550)。

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