鶴5年目のプロ初勝利!ダルには“連勝”

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<日・神>プロ初勝利の鶴(左)は藤川からウイニングボールを渡され笑顔

 【阪神4―2日本ハム】苦しんだ分、喜びは大きかった。2点差の9回2死満塁。守護神・藤川が稲葉を二ゴロに仕留めてゲームセット。先発の鶴が5年目で念願のプロ初勝利をつかんだ。

 「目標だったのでうれしい。今年はやるぞという気持ちが強かったですから」。今季3度目の先発は2回に3連打と押し出し四球で2点を失ったが、6回を2失点。ダルビッシュと投げ合っての勝利をかみしめた。
 実は中学時代にも対戦している。中学2年時、大阪の忠岡ボーイズに在籍していた鶴は羽曳野ボーイズの1学年上のダルビッシュに投げ勝っている。忠岡ボーイズで当時ヘッドコーチを務めていた門田義人監督(46)も「凄い巡り合わせ。あの試合、鶴はストレートでバンバン押していた。当時からモノが違いました」と懐かしんだ。
 近大付時代は、大阪桐蔭の辻内(巨人)、平田(中日)、履正社のT―岡田(オリックス)とともに「浪速の四天王」と称された逸材。プロ入り後は伸び悩んだが「(ダルビッシュに)向かっていく気持ちでやった」と充実感を漂わせた。
 目標の投手は藤川。くしくも阪神のドラフト高卒1位(1巡目)投手の先発勝利は、02年の藤川以来となった。ダルビッシュと投げ合い、あこがれの先輩が最後を締めての初勝利。ウイニングボールを手に「たぶん実家に贈ります」と初々しい笑顔を見せた23歳が、北の大地で羽ばたいた。

 ▼阪神藤川(今季初めて8回から登板。9回2死満塁をしのいで12セーブ目)打たれたら鶴の運がないってこと。(最後の打者の稲葉が)二ゴロになったんだから鶴に運があったっていうこと。

 ◆鶴 直人(つる・なおと)1987年(昭62)4月25日、大阪府生まれの23歳。近大付2年夏の府大会・初戦で11連続奪三振。大阪桐蔭・辻内(巨人)らと「浪速の四天王」と呼ばれたが甲子園出場なし。05年高校生ドラフト1巡目で阪神入団。08年6月15日のロッテ戦で1軍初登板。1メートル80、76キロ。右投げ左打ち。

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