小川代行2戦目…ヤクルト爆発11点連敗脱出

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<オ・ヤ>福地(右)からウイニングボールを受け取るのを遠慮した小川監督代行

 長かったトンネルをやっと抜け出した。ヤクルトは29日、オリックス相手に今季チーム最多タイとなる16安打を放つなど打線が爆発。11―4の大勝で連敗を9で止め、今交流戦初勝利を飾った。小川淳司監督代行(52)にとって、采配2戦目でうれしい初勝利。6連敗中だったエース石川雅規(30)も、今季登板10試合目でようやく初白星となった。

【試合結果


 長かった――。胸がすくような大勝で連敗は9でストップ。選手が20日ぶりのハイタッチを交わすベンチで、小川監督代行は大きく息をついた。
 「まずは一つ勝てたことにホッとしています。石川も勝ったし、チームの連敗も止まったし。長かったですね」
 敗れれば73年以来37年ぶりの10連敗となる崖っぷちだった。チームの低迷から高田監督が引責辞任。27日の楽天戦(神宮)から指揮を執った小川監督代行にとって2戦目で初勝利だ。さらに、開幕6連敗中だった左腕エース石川も登板10試合目で今季初白星。全員が待ち望んだ1勝だった。
 低迷の原因だった打線を組み替えた。1番・青木、3番・ガイエルの今季初オーダー。1点を追う6回にそのガイエルが13号同点ソロ。1死後に武内から4連打で3点をもぎ取った。7回も単打でつないで打者10人で4点。8、9番から7番に上げた相川が3安打4打点など新打線がぴたりとはまった。小川監督代行は「左投手が来ても代えない打者を3番にと思い切って入れました。たまたまつながりましたね」と謙虚に話した。新打線だけじゃない。新戦力も準備した。「固定観念を取っ払う」という新体制の方針からドラフト3位の荒木、和製大砲の畠山を2軍から招集。若手、中堅にもチャンスを与えていく方針だ。
 ようやく交流戦初勝利。しかし、喜んでばかりもいられない。借金18。5位の広島にさえ4ゲームも離されている。それでも青木は「勝ったことがデカイ。メークドラマです。メークミラクルも」と笑みを浮かべた。戦う者の目が生きている限り、残り96試合の勝負はあきらめない。

 ▼ヤクルト相川(今季2度目の猛打賞で4打点)打撃のことはいいです。捕手としてチームに貢献できれば。

 ▼ヤクルトガイエル(6回に13号ソロ)左投手のスライダーを開かずに左足の前まで引きつけて打つことができた。

 ≪旧知岡田監督に和やかにあいさつ≫試合前、小川監督代行は岡田監督とあいさつ。今年53歳の2人はそれぞれ習志野―中大、北陽―早大と進んだ野球エリート同士だ。高校時代から練習試合で戦い、大学日本代表では巨人の原監督とともに中軸を組んだ。旧知の仲とあって「いきなりこういうことになって。よろしくお願いします」と頭を下げた小川監督代行に「いきなりってことはないやろ」と岡田監督がツッコミを入れるなど、和やかなムードを漂わせていた。

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