常総学院 新型インフルでセンバツ消えた

[ 2009年9月26日 06:00 ]

 国内を襲っている新型インフルエンザの猛威が茨城の名門野球部を直撃した。今夏甲子園にも出場した強豪・常総学院が、25日開幕した秋季茨城大会の出場を辞退した。部員5人が新型インフルエンザに感染、同校は学校閉鎖の措置を取り、部活動中止と対外試合自粛を決めたため。これにより来春センバツ(3月21日開幕、甲子園)出場は絶望的となった。

 学校側によれば今月19日、野球部員2人の新型インフルエンザ感染が確認された。19日時点で4クラスが学級閉鎖。同校は茨城県のガイドライン「集団活動(部活動)で新型インフルエンザ発症者が出た場合は自宅待機の処置を行うこと」に則して20日に野球部寮を閉鎖。全部員自宅待機の処置をとったが、連休明けの24日には主力選手を含む5人が感染していた。
 学校全体でも感染した生徒は36人に上り、同日午後から30日までの休校を決めた。同時に部活動中止と対外試合自粛のため25日開催、27日に初戦を迎える予定だった秋季茨城大会への出場辞退を茨城県高野連に報告した。
 同校は春夏通算19度の甲子園出場を誇る強豪校。春夏2度の全国制覇へと導いている木内幸男監督(78)は「生徒の気持ちを考えると残念だが学校の判断だし仕方がない」としたが、茨城大会の辞退は、同時に来春センバツへの道も断たれるとあって複雑な表情を見せた。
 同様のケースがあった秋季東京都大会では大会日程を変更する救済処置も取ったが、茨城県高野連関係者は「既に大会は開幕しているため日程変更はない」としている。このまま辞退の申し入れを受け入れる方向だ。
 同校の玉井尚良教頭(55)は「一生懸命頑張ってきた部員にはつらいと思うが、学校全体でこの厳しい状況を乗り越えていかなくてはいけない。周りへの影響を考慮して苦渋の決断をした」と唇をかんだ。名門にふりかかった悲劇。ナインはこの悔しさを乗り越えて来夏の甲子園を目指す。

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