才能見いだせなかった?イチロー「そうじゃないのにねえ…」

[ 2009年9月26日 15:31 ]

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 マリナーズのイチローは、オリックス入団当時の監督だった土井正三氏の訃報を知人からのメールや電話で知った。25日のブルージェイズ戦後、「(土井氏の病状が)相当悪いということは聞いていましたし、覚悟はしていました。ご冥福をお祈りします」と静かに話した。
 「(病気にもかかわらず自分のことを)気にしてくれている、と聞いていた。だから200本のこととかを知っていてくださったらうれしいですけどね」。メジャー史上初の9年連続200安打は、同氏が亡くなる11日前の達成だった。
 土井氏が監督を務めていた1993年までの登録名は鈴木一朗。同年末に仰木彬氏が監督を引き継ぎ、94年には登録名「イチロー」で大ブレークした。その後15年以上にわたり、日米球界で大活躍。そんな経緯からか、土井氏には「イチローという才能を見いだせなかった」とのイメージが付きまとうことになったが、当事者のイチローはこの見方を否定する。
 「そうじゃないのにねえ…」。淡々と、そして残念そうなこのひと言を、土井氏はどんな思いで聞くのだろうか。(共同)

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2009年9月26日のニュース