阪神、痛い逆転負け!

[ 2009年9月26日 15:53 ]

中日に逆転負けし、引き揚げる先発下柳(右から2人目)ら阪神ナイン

 中日―阪神22回戦は26日、ナゴヤドームで行われ、ヤクルトとCS争い進出を争う阪神は7―10で痛い逆転負けを喫した。

 阪神は1回1死三塁から鳥谷の中前適時打、2死二、三塁から関本の右中間への2点適時二塁打、桜井の右前適時打で一挙4点を先制。2点差とされた4回には桜井の2ランなどで3点を奪い、中日を突き放した。
 ところが、その裏、先発の下柳がブランコにソロ本塁打を許すと、5回には森野に2点適時二塁打を浴びて降板。代わった江草がこの回は抑えたものの、続く6回に4失点で逆転を許し、さらに8回にも1点を失った。
 この日、ナイターで横浜と対戦するヤクルトとのゲーム差はついにゼロ。ヤクルトの結果次第では4位に陥落する。

 「痛いね…」と言ったきり、真弓監督はしばらく言葉を失った。阪神は最大5点のリードをひっくり返され逆転負け。4連勝のヤクルトにかわされ、4位に転落した。
 四回の攻撃を終えて7―2。だが、制球が甘い先発の下柳に立ち直る兆しがない。四回にブランコに一発を浴び、五回に森野に2点二塁打を許したところで降板。4回1/3を5失点の左腕は無言。指揮官は「五回までしっかりといってほしかったね」と振り返った。
 救援した江草もつかまる。六回。2死満塁で森野の内野安打で1点を失い、続くブランコに走者一掃の逆転二塁打を打たれた。ブランコとの相性の良さを踏まえての続投が裏目に出た。「あの回だけは、というところやった」と真弓監督。終盤になればアッチソン、藤川が控える。逃げ切りへあと一歩だっただけに、余計に悔やまれる。
 4投手が計7四球を与えた。六回は右翼の桜井が飛球をグラブに当ててはじく場面もあった(記録は二塁打)。守りで、ほころびばかりが目立った。

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2009年9月26日のニュース