巨人・山崎伊織 8回無失点好投も援護なし 0―0のまま降板、5勝目逃す MAX153キロ力投報われず

[ 2023年6月8日 20:36 ]

交流戦   巨人―オリックス ( 2023年6月8日    京セラD )

<オ・巨>6回 1死 西野の遊撃ゴロに足を出す山崎伊( 撮影・成瀬 徹)
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 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)がオリックス戦(京セラD)に先発登板。8回5安打無失点と好投するも打線の援護に恵まれず、0―0のまま降板して今季5勝目を手にすることはできなかった。

 前回登板した1日のロッテ戦(ZOZOマリン)では“名物”強風の影響で制球に苦しみながらも7回5安打1失点と粘投。自身の交流戦初勝利となる今季4勝目をマークした。

 そこから中6日となったマウンドは、相手先発右腕・山岡との投手戦となった。中盤の6回を終えた時点で山崎伊、山岡ともに散発3安打無失点。球数は6回まで山崎伊が94球、山岡が82球と持久戦となった。

 7回もともに無失点で、0―0のまま。そして迎えた8回だった。オリックスが7回で94球を投げ3安打無失点の山岡に代えてこの回から2番手として同じ右腕の阿部をマウンドへ。

 すると、先頭打者のオコエが初球を左前打。今季初のスタメン1番に入っていた坂本が今季3つ目の犠打を決めて1死二塁とチャンスを築いた。だが、梶谷が空振り三振に倒れ、秋広も投ゴロに終わってこの回も無得点。7回まで107球を投げていた山崎伊はその裏もマウンドに向かった。

 0―0のまま迎えた8回、山崎伊は2死から9番・紅林に中前打されたが、続く茶野は遊ゴロに抑えて無失点。直後の9回攻撃で打線は3番手右腕・山崎颯から2死一、二塁とチャンスをつかんだが、あと1本が出ず無得点に終わった。山崎伊は結局、この回限りで降板となり、9回のマウンドには2番手左腕・中川が上がった。

 山崎伊の投球内容は8回で打者28人に対して120球を投げ、5安打無失点。6三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は初回に出た153キロだった。

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