阪神・岡田監督 自画自賛の打線テコ入れズバリ!「俺が進言」前川3番「見事的中」

[ 2023年6月8日 05:15 ]

交流戦   阪神11―3楽天 ( 2023年6月7日    楽天モバイル )

<楽・神>勝利し、タッチを交わす岡田監督(中央右)ら阪神ナイン(撮影・光山 貴大)
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 やることなすこと、うまくいった。阪神・岡田監督は、直近5試合で20打数1安打、打率・050のノイジーを今季2度目のスタメンから外し、同18打数2安打、打率・111の遊撃・木浪もベンチに置いた。打線を大きく組み替えた一戦で用兵も采配もうまくいき、「見事的中したなあ。全部俺がやってんけどな…違うけど(笑い)。前川の3番は俺が進言したけどな」と、ジョークが飛び出るほどご満悦だった。

 はしゃぐようにして喜ぶベンチ内の姿が映し出されたのは5回1死一、三塁。相手失策で好機を広げた直後、小幡に初球セーフティースクイズを命じた。田中将のグラブトスは間に合わずこの回2点目。3点差に広げた。

 「ホームラン、ホームランで2点返されて嫌な感じやったから、やっぱりもう1点ほしかった。左でなかなか難しいけど、小幡がちゃんとやったよな」

 ノイジーに代えて3番に入れた前川が2安打を放てば、6月初スタメンの7番・ミエセスが7回に4号ソロ。さらに、6番に打順を上げた梅野も適時打を打ち、途中出場の小野寺にまで今季初適時打となる2点左前打が生まれた。起用した全員が役割を果たして14安打11得点で快勝し、上機嫌になるのも当然の成り行きだった。

 4月7日ヤクルト戦以来のスタメン出場をした小幡は「なんとなくくるかなと思った。そこで一発で決められたことが大きい」と重圧がかかる任務を遂行した上に、4打数2安打で存在感を見せた。ミエセスも「最初の打席からいい感じだったし、集中して打席に入ったよ」と声が明るい。代わって出た選手が大暴れ。猛虎の選手層はなかなか分厚い。(倉世古 洋平)

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