西武・長谷川 球団育成出身初サヨナラ弾 「追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮できる」

[ 2023年6月8日 05:20 ]

交流戦   西武2-1中日 ( 2023年6月7日    ベルーナD )

<西・中>9回、サヨナラとなるソロ本塁打を放つ長谷川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 育成出身の3年目。西武・長谷川が、チームに今季初の歓喜の瞬間を運んできた。同点の9回1死。途中出場の21歳が左翼に自身初のサヨナラ弾を運んだ。「高校でもない。2軍では打ったけど1軍は初めて。全然違いますね」。ウオーターシャワーと大粒の汗で、お立ち台での笑顔はびしょ濡れだった。

 代走出場した7回2死二塁。源田の右前打で好走塁し先制のホームを踏んだ。巡ってきた打席で2号ソロ。5月16日の日本ハム戦でのプロ1号も9回2死からの同点弾だった。「逆境というか、追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮できる」。育成出身選手のサヨナラ弾は2本の周東(ソフトバンク)に続いて史上2人目だ。

 松井監督にとっては就任後初のサヨナラ勝利。2軍監督時代からの“秘蔵っ子”に「長谷川は“持ってる”ね。土壇場の勝負強さ。ああいうところで一発で結果を出せる」とした。指揮官が02年に達成した「トリプルスリー」が将来の目標。松井監督は「スケールが大きい。大きく成長してほしい」と願った。(鈴木 勝巳)

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