巨人 なんて劇的な!13打席無安打の丸が0―0の延長10回に代打満塁弾、一挙6点 中川2年ぶり白星

[ 2023年6月8日 21:09 ]

交流戦   巨人6―0オリックス ( 2023年6月8日    京セラD )

<オ・巨>延長10回、満塁弾を放ち、チームメートに迎えられる丸(右) (撮影・須田 麻祐子)
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 巨人は0―0のまま突入した延長10回、代打・丸の満塁アーチとウォーカーの2戦連発となる2ランで一挙6点を挙げる劇的な勝利を収め、オリックスに2連勝。2カードぶりの勝ち越しを決め、勝率5割に復帰した。なお、木曜日はこれで6連勝となっている。

 0―0で迎えた延長10回だった。2死走者なしから梶谷、秋広の連打で一、三塁としたあと、岡本和が敬遠されて2死満塁。続く5番・中田翔にはすでに代走・門脇が出されていたが、原監督はここで門脇の代打に13打席連続無安打でスタメン落ちとなっていた丸を送った。

 すると、この丸が相手4番手右腕・本田からバックスクリーンに値千金の6号満塁弾。さらに大城卓が安打を放ったあと、前日5打数5安打3打点だったウォーカーも右翼スタンドへ2戦連発の6号2ランを叩き込んで一気に6点を挙げた。

 巨人・山崎伊、オリックス・山岡と両先発右腕の投手戦で0―0のまま7回を終了。先に山岡が7回3安打無失点で降板し、マウンドが2番手右腕・阿部に代わった8回、巨人がチャンスをつかんだ。

 この回、巨人はこの日1カ月ぶりに出場選手登録され、即「9番・中堅」でスタメン出場となっていた先頭・オコエが初球を左前打して出塁。今季初のスタメン1番に入っていた坂本が今季3つ目の犠打を決めて1死二塁とチャンスを広げた。

 だが、梶谷が空振り三振に倒れ、秋広も投ゴロに終わってこの回も無得点。9回には3番手右腕・山崎颯から中田翔とウォーカーが安打を放って2死一、二塁としたが、吉川が遊ゴロに倒れてまたも先制を逃した。

 山崎伊は8回5安打無失点で降板。9回は2番手左腕・中川が3者凡退にピシャリと抑えて0―0のまま今季5度目の延長戦に突入していた。

 中川は2年ぶり白星となる今季初勝利をマークしている。

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