侍ジャパン前監督の栗山氏がディープインパクトに感謝「学んだことにWBCで助けられた」

[ 2023年6月8日 19:58 ]

ディープインパクトゲート前で写真に納まる栗山氏(撮影・高橋 茂夫)
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 3月のWBCで侍ジャパンを14年ぶり3度目の優勝に導き、5月末に退任した栗山英樹氏(62)が8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークに完成した日本競馬界の至宝の名を冠した「ディープインパクトゲート」の公開記念セレモニーに出席。16年の初対面から他界後も墓参りを欠かさない名馬のモニュメントを前に、名馬への思いを馳せた。

 高さ7メートル60の大きな門のような白大理石で造られた「天聖」、黒御影石で造られた「意心帰」による荘厳なモニュメント。後方の牧場には子馬たちが駆けている。「本当に素晴らしい景色。僕にとってディープインパクトは大きな意味がある存在だし、きっとディープも喜んでいるだろうなって思う」。希代の名馬の思い出があふれる景色を見て、感慨深げにそう言った。

 日本ハムの監督時代の16年に「世界的な名馬から勝ち方を学びたい」と初めて対面。そのときにもらったたてがみは、ずっと監督室に飾っていた。会うたびにその姿から多くのことを学び「ディープから学んだことに、WBCでも凄く助けられた。どんな状況にも動じず、自分がやるべきことが分かっていたのがディープ。WBCではそういう選手を選んだし、自分自身もそうありたいと思って戦った」。モニュメントに触りながら、世界一への力をくれた名馬に感謝の思いを伝えた。

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