野球U-15日本代表が「球数制限超過」でまさかの没収試合 ワールドカップでキューバ零封も…

[ 2022年9月3日 23:51 ]

栗山監督の激励を受けた際のU-15野球日本代表の選手たち
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 野球のU-15日本代表が3日(日本時間)、メキシコ・エルモシージョで行われている「第5回 WBSC U-15 ワールドカップ」のスーパーラウンドで、全勝中のキューバと対戦。大会ルールの球数制限を超過し、敗戦するという珍事が起きた。

 日本はチャンスを作るも先制点を奪えない展開。先発したサイドスロー右腕の辻琉沙(滋賀野洲ボーイズ)は、キューバ打線に得点を許さない好投をみせる。5回に日本が均衡を破って3点を奪取。援護を受けた辻は6回を三者凡退に抑え、最終7回でも四球を与えたものの、後続に安打を許さず完封した。

 辻は4安打4奪三振3四球99球の内容。ところが今大会のルールでは球数制限があり、1試合で1投手が投球できるのは最大95球。打席中に95球の制限まで到達した場合はその打席の完了まで投球できる。だが辻が2死を奪った際に既に96球に達しており、辻の続投が大会ルール違反となりWBSCは没収試合を決め、7対0でキューバの勝利、日本の敗戦となった。

 この敗戦で後がなくなった日本。決勝進出、3位決定戦進出には、次の最終・プエルトリコ戦(日本時間4日)での勝利が必須となる。

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2022年9月3日のニュース