近江・山田が代打でフェンス手前の大飛球 U18W杯でも投打でフル回転期待

[ 2022年9月3日 19:24 ]

練習試合   U18高校日本代表0―5早大 ( 2022年9月3日    早大グラウンド )

投打の中心として期待される近江・山田(中央)と高松商・浅野(右端)
Photo By 代表撮影

 U18ワールドカップ(9日開幕、米フロリダ州)に出場するU―18高校日本代表が3日、都内で早大と練習試合(7回制)を行い、0―5で敗れた。当初はストッパー限定だった近江・山田陽翔投手(3年)が7回に代打で登場。馬淵史郎監督は本番でも先発や代打起用まで示唆した。高松商・浅野翔吾外野手(3年)は3打数1安打1四球だった。

 米国出発前最後の実戦。山田は7回1死一塁で打席に立つと、19年選抜準V右腕・飯塚脩(早大3年)の内角直球を左飛ながらフェンス手前までかっ飛ばした。先月31日に下関国際・仲井慎内野手(3年)が体調不良で辞退し、チームが右の代打不足に陥ったため実現した打席。1日から山田に素振り指令を出していた馬淵監督は「金属だったら入っていた」とうなった。

 指揮官は甲子園での右腕の疲労を考慮しつつ、フル回転プランを明かした。「山田よりいい投手はいない。抑え抑えで1イニングずつ投げて、メダルがかかる最後の試合なら頭から行く可能性はある」。

 甲子園でも投打で活躍した山田は、代表チームの主将として意気に感じた。「自分の可能性が広がる。二刀流は尊敬する大谷さん(エンゼルス)がやられているし、超一流の選手に少しででも近づけるように頑張りたい」。世界の金の卵相手に、山田が打って投げて衝撃を与えるかもしれない。

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2022年9月3日のニュース