大阪電通大が金星発進、3連覇中の天理大撃破 2ランの斎藤「うまく打てました。最高です」

[ 2022年9月3日 14:07 ]

阪神大学野球秋季リーグ戦 第1節1回戦   大阪電通大4―1天理大 ( 2022年9月3日    ほっともっとフィールド神戸 )

大阪電通大は江本(左)、斎藤の投打の活躍で1部初昇格初戦を白星で飾った
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 秋季リーグが開幕し、第1試合は1部初昇格の大阪電通大がリーグ戦3連覇中の天理大を破る金星スタートを切った。

 初回、先頭の東晴登(3年=金沢)が投前にセーフティーバントを決め出塁し、二盗も成功させた。2番DH西川大地(3年=秀岳館)が中前適時打を放ち先制すると、6回には3番の斎藤凜(3年=福井工大福井)が左翼席に2ランをたたき込んだ。「絞り球を絞って打席に立ちました。スライダーを狙ってカットボールが来たのですが、うまく打てました。最高です」。2部リーグで戦っていた春季リーグ戦は6番起用だったが、清田和正監督(52)に好調さと緊張しない性格を買われて抜てきされた3番で大きな仕事をやってのけた。7回にも1点を加え、終始試合の主導権を渡さなかった。

 先発した左腕エース江本裕輝(3年=枚方津田)は7回2/3を投げ、6安打1失点と好投。6回1死満塁のピンチではプロ注目の友杉を遊ゴロ併殺打に打ち取った。「前の2打席はインコースばかり攻めていたし、チェンジアップは投げてなかった」という頭脳的な投球が冴えた結果だった。

 江草仁貴・阪神二軍投手コーチが18年から大阪電通大の投手コーチを務めていた際の教え子でもある江本は「カットボールを教えてもらって一番の武器になった」と感謝。甲南大との入れ替え戦に勝ち1部昇格を決めた後の大学での報告会では“恩師”から学校関係者を通じてチームにおめでとうメッセージを聞かされた。

 清田監督は「昇格初戦で勝てて良かったです。オープン戦で強いチーム、いいチームと試合をしてきたことで力をつけてきた」と、最高の形でチームの新たな歴史を刻んだことを喜んだ。

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2022年9月3日のニュース