ヤクルト・村上 日本最多バレンティンの60号超えへ!優勝への思いが最大のモチベーション

[ 2022年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―0中日 ( 2022年9月2日    神宮 )

<ヤ・中>サイスニード(右)、つば九郎とポーズをとる村上(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの村上は2日現在でシーズン60本塁打ペース。18、19年にチームメートだった13年のバレンティンに並ぶプロ野球最多60号への到達も、十分に期待できる。

 19、20年はともに引っ張っての本塁打が半分だったが、21年は56%に増えた。これを打率が下がった原因と考え「逆方向に打つことを特に意識している」と中堅から左へ打つ練習に時間を割いた。今季は50本のうち中堅から左方向が27本と、広角に打てている。

 50本到達は119試合目と、111試合目だった13年のバレンティンより8試合遅い(今季は143試合制で当時は144試合制)。しかし、13年のヤクルトは最下位。「目の前の試合を集中して取り組んで、最終的にどうなってるかを自分の中では楽しみにしたい」と話す村上には、優勝のためにアーチをかけることが、最大のモチベーションになる。

 残り24試合中、DeNA、阪神、中日と最多の各6試合。中日からは広島と並んで最も多い12本塁打を放っており、3日、4日の中日戦は、今後を占う上でもポイントになりそうだ。

 《119試合目での50号到達は日本人最速》チーム119試合目での50号到達は13年バレンティン(ヤ)の111試合、02年カブレラ(西)の117試合に次ぐ史上3位のスピードで日本人では最速。9月2日の到達はともに8月27日だった64年王、13年バレンティンに次ぐ3番目の早さ。現在のペースならプロ野球記録の60号まで届く計算だが、どこまで伸ばせるか。村上の本塁打1本にかかる打数を表す本塁打率(打数÷本塁打)は8.12。リーグ総本塁打数(589本)に占める割合は8.5%となっている。シーズン50本塁打以上の打者の中で本塁打率は13年バレンティンの7.32に次ぐ2位。占有率は前記バレンティンの8.4%を上回る歴代トップとなっている。

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