ロッテ・朗希「球数少なくいけた。凄く意味がある」97球完投負けも自信

[ 2022年9月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ0―1オリックス ( 2022年9月2日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>先発の佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・佐々木朗が最終回に投じた94球目はこの日最速の161キロを計測した。0―1の9回2死満塁でも腕を振り、宗は158キロ直球で左飛。援護なく4敗目を喫したが「球数少なくいけたことが完投につながった。凄く意味がある」と9三振を奪い、97球で9回4安打1失点。完投は完全試合を達成した4月10日のオリックス戦以来2度目だった。

 序盤に執拗(しつよう)なバント攻勢を受けた。「ちょっとびっくりした」と初回から2者連続で初球を転がされたが落ち着いて処理。木村投手コーチは「ああいう練習はいつもしている」と課題の克服にうなずいた。

 完全試合ペースで来ていた5回、頓宮への死球で初めて走者を出し、宗の右前打などで1死一、三塁。伏見の遊ゴロの間に1点を許した。打線が沈黙して今季17度目の零敗となり、チームの連勝は4で止まったが、井口監督は「朗希はしっかり投げてくれた」。佐々木朗も「フィールディングに課題があると言われていた中でアウトを取れたのは自信になる」と手応えを感じていた。(君島 圭介)

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