日本ハム 押し出し四球でサヨナラ負け…12球団最速の負け越し&6年連続V逸が確定

[ 2022年9月3日 18:28 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー5楽天 ( 2022年9月3日    楽天生命 )

<楽・日>延長10回、1死満塁の場面で新庄監督は代打に松本剛を送り出す(撮影・篠原岳夫)
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 最下位・日本ハムは3日、敵地での楽天戦(楽天生命パーク)と対戦。延長10回の攻防が明暗を分け、4―5でサヨナラ負け。借金が再び24で残り22試合となり、12球団最速で今季の負け越しが確定。優勝の可能性も完全消滅し、6年連続タイトルから遠ざかることになった。

 前回登板(8月27日ソフトバンク戦)でノーヒットノーランを達成した先発のポンセは初回、2回を無安打無失点と上々の立ち上がり。しかし3回、先頭の炭谷に右越え二塁打を浴び、連続イニング無安打が「11」でストップ。0―0の4回には先頭の浅村に23号先制ソロを浴び、13イニングぶりの失点。5回にも山崎の2号ソロを浴びるなど、0―3とリード許した。

 それでも打線が6回に奮起。5回までわずか1安打に封じられた先発・田中将からアルカンタラが12号2ランを放ち反撃の狼煙。古川裕、上川畑の連打で2死一、三塁とすると近藤が左前へ値千金の同点適時打。好投を続けてきた田中将を降板へと追い込んだ。

 さらに2死一、二塁から続く今川が代わった2番手・宮森から左前適時打を放ち、この回6安打の固め打ちで一挙4得点を挙げ逆転に成功した。だが7回、2番手・吉田が2死二塁から鈴木大に右前同点適時打を浴び、試合は振り出しに戻った。

 その後4―4のまま突入した延長10回、途中出場の石井が四球を選んで出塁。古川裕の一犠打が決まって1死二塁とすると、上川畑が左前打で繋ぎ、続く近藤が申告敬遠され満塁の絶好機が到来。

 ここで新庄監督は今川に代わって左膝違和感のためスタメンを外れていた松本剛を代打として起用。しかし松本剛は痛恨の三ゴロ併殺打に倒れ無得点に終わった。

 するとその裏、5番手の堀が一死から西川に四球を与えたところで降板。6番手の玉井がバッテリーエラーなどで2死三塁としてしまうと、新庄監督は浅村、島内と2者連続の申告敬遠を選択。今度は日本ハムが満塁のピンチを迎えると、代打・銀次に押し出し四球を与えサヨナラ負け。延長10回の攻防が明暗を分け3連勝を逃した。

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