ダルビッシュ 日米通算3000奪三振 野茂英雄以来2人目快挙

[ 2022年9月3日 12:51 ]

ナ・リーグ   パドレスードジャース ( 2022年9月2日    ロサンゼルス )

ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレス・ダルビッシュ有投手(36)がプロ18年目で新たな金字塔を打ち立てた。2日(日本時間3日)のドジャース戦に先発。4-0の5回無死一塁、ベリンジャーから三振を奪い、日米通算3000奪三振を記録した。

 ナ・リーグ西地区首位を独走する強敵を相手に、立ち上がりから順調に三振を積み重ねた。初回2死、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として参加することが決まっているウィル・スミスから、この日最初の奪三振を記録。その後も威力ある直球と多彩な変化球で相手をねじ伏せ、奪三振数を加算した。MLB通算1750奪三振となり、NPBでの1250奪三振と合わせて、新たな大台へと到達した。

 NPBで通算3000奪三振を記録したのは、4490奪三振の金田正一を筆頭に、米田哲也、小山正明、鈴木啓示の4人。日米通算3000奪三振は野茂英雄以来、2人目となる。野茂はNPBで1204、MLBで1918個の計3122奪三振を記録。メジャーで2度の最多奪三振も記録している。円熟味を増した投球術で試合をつくり続けるダルビッシュにとって来季以降、日本人投手のパイオニア的存在を「数字」の部分で超えることも視野に入ってきた。

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