ダルビッシュ　日本投手メジャー通算1000勝へ　圧巻の7回2安打無失点

ナ・リーグ   パドレスードジャース （ 2022年9月2日    ロサンゼルス ）

ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ（AP）
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　パドレスのダルビッシュ有投手（36）が2日（日本時間3日）、敵地でのドジャース戦に先発。7回2安打無失点で自身12勝目、そして日本投手によるメジャー通算1000勝目の権利を手にして、マウンドを降りた。

　盤石の立ち上がりだった。初回、先頭のベッツ、2番・フリーマンをともにフライアウトに仕留めると、来年3月の「第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」に米国代表で参加することが決まっている3番・スミスを95マイル（約153キロ）直球で空振り三振。味方が4点を先行した3回以降は安定してスコアボードに「0」を並べた。奪った三振は9。三塁を踏ませない圧巻の投球内容だった。

　8月27日（同28日）のブルージェイズ戦に先発したエンゼルス・大谷が998勝目をマーク。ダルビッシュは同日、ナイターのロイヤルズ戦で999勝目を挙げた。翌日にレンジャーズ・有原が先発登板するも、勝ち星を得ることはできず、リリーフに配置転換となったブルージェイズ・菊池にも白星は付かなかった。記念星を得るチャンスはダルビッシュに巡ってきた。

　1964年9月29日、サンフランシスコ・ジャイアンツの村上雅則がリリーフ登板でマークしたメジャー日本投手初勝利から58年。野茂英雄氏が日本投手最多の123個の白星を記録し、後に続く投手もメジャーの強敵を相手に白星を積み重ねてきた。