ラプターズが新年初戦で白星 勝率5割まであと1勝 渡辺雄太は4得点 3Pは1本成功

[ 2022年1月3日 08:09 ]

ニックスのバレットをマークするラプターズの渡辺(AP)
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 NBAラプターズは2日、地元トロントでニックスを120―105(前半56―46)で下して16勝17敗。2022年の初戦で“新年初勝利”を挙げ、昨年11月14日(7勝7敗)以来の勝率5割にあと1勝と迫った。

 昨年末に新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となっていた主力選手はすでに復帰しており、フレッド・バンブリート(28)が3点シュートを13本中7本沈めて今季自己最多の35得点をたたき出し、パスカル・シアカム(27)は20得点、14リバウンド、7アシスト、OG・アヌノビー(24)も14得点をマークしてチームを引っ張った。

 12月31日のクリッパーズ戦で今季初めて無得点に終わっていた渡辺雄太(27)は第2Qの8分9秒からコートに登場。その2分23秒後にはダンクを試みた際に相手の反則でフリースロー(FT)2本を得たが、今季の成功率が昨季の82・8%から55・0%に低下しているFTの2本目は外した。さらに残り39・7秒には正面から3点シュートを放ったがリングに嫌われ前半は1得点だった。

 後半は第3Qの残り1分19秒からの出場。しかし第4Qに入ると再びベンチに退き、戻ってきたのは110―89で迎えた残り4分59秒から。しかしランニング・ステップから放ったジャンプシュートはリングに嫌われた。

 2試合ぶりのフィールドゴール(FG)成功となったのは残り2分22秒。マラカイ・フリン(23)のアシストを受けて左サイドからこの日放った2本目の3点シュートを決めた。

 結局、渡辺は10分の出場で4得点、2リバウンド、1アシストという内容。今季の3点シュートの成功率は38・0%、FTは57・1%となった。

 トロントを有するカナダ・オンタリオ州では昨年12月14日に1569人だった新型コロナウイルスの新規陽性者(1週間平均)が31日には1万2002人に急増。ラプターズはホームのスコティアバンク・アリーナの観客動員を12月16日に50%(1万人)に制限していたが、州当局の指示に従って12月31日にはそれを1000人以下にまでダウンさせていた。

 したがって昨季同様にほぼ無観客での試合。歓声が響かない中での一戦となったが、ホームでは今季19戦で9勝目を挙げた。現時点では東地区全体の9位。同8位のウィザーズ(18勝18敗)とは0・5ゲーム差となっている。

 ガードのケンバ・ウォーカー(31)が膝の故障、フォワードのジュリアス・ランドル(27)とセンターのミッチェル・ロビンソン(23)がプロトコルの対象となって先発の主力3人を欠くニックスは17勝20敗。エバン・フォーニエー(29)が20得点、RJ・バレット(21)が19得点を稼いだものの、敵地でのこのカードでは11連敗となった。

 なおラプターズは4日(日本時間5日)にトロントでスパーズと顔を合わせる。

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