6度目頂点目指す東海大大阪仰星、大阪対決制して4大会ぶりベスト4 鍛え上げた展開力見せつけた!

[ 2022年1月3日 14:43 ]

第101回全国高校ラグビー大会 準々決勝   東海大大阪仰星45-7常翔学園 ( 2022年1月3日    花園 )

<東海大大阪仰星・常翔学園>前半 先制トライを決める東海大大阪仰星・増山(右)(撮影・成瀬 徹) 
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 東海大大阪仰星がノーラックラグビーで鍛えてきた展開力を、有観客で行われた大阪対決で見せつけた。

 相手に余裕を与えない速いテンポでの球出しで、攻め抜いた。前半5分での先制トライもターンオーバーからの素早いアタックを2年生FB増山将が決めた。同28分にも増山は自陣10メートルライン付近のラックからつないで2つ目のトライに成功。守りから攻めへ転じる判断も的確だった。

 優勝した97回大会以来、4大会ぶりのベスト4進出。故障者が相次いだ左右のロックにも収穫があった。故障からスタメンに復帰した高校日本代表候補のロック楠田知已が前半9分にゴール前ラックからタテに飛び込んでトライを決めると、後半10分には大会初スタメンのロック中田偲響がパスキックをキャッチして左中間にトライを決めた。No.8薄田周希主将は「相手FWは想定より強力だった。僕たちは、1、2年がベスト8だった。壁を越えられた。この勢いで優勝したい」ときっぱり。

 前半に5トライ。後半も2トライを加えた湯浅大智監督も「後半はディフェンスを徹底しよう」と指示した通りに、後半は無失点に抑えての勝利に手応えを感じていた。

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2022年1月3日のニュース