【箱根駅伝8区】順大・津田将希が区間賞獲得「自分のペースで押し切れた」順大8区区間賞は20年ぶり

[ 2022年1月3日 11:29 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2022年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間、109・6キロ )

順大・津田将希
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日午前8時、神奈川・箱根町をスタート。東京・大手町までの5区間、109・6キロで行われた。

 優勝争い、シード争いが過熱してくる復路中盤の勝負区間ともいえる8区(平塚中継所~戸塚中継所、21・4キロ)は、前半の海風対策、15キロの遊行寺の坂がポイント。青学大・佐藤一世(2年=八千代松陰)がトップで中継所をスタート。トップと4分51秒差で駒大・鈴木芽吹(2年=佐久長聖)、さらに1秒遅れで順大・津田将希(4年=福岡大大濠)が続いた。

 青学大・佐藤は安定したペースでトップを独走。2位争いは、12キロ過ぎで順大・津田が駒大・鈴木の前に出た。青学大・佐藤は最後まで粘りの走りを見せてトップをキープして戸塚中継所でタスキリレーした。4分32秒差の2位で順大・津田、3位で中大・中沢雄大(3年=学法石川)がタスキをつないだ。

 順大・津田は1時間04分30秒で走り、高校、大学を通じて初めての区間賞を獲得。順大の8区区間賞は20年ぶりで、レース後、津田は「最初は駒大の鈴木芽吹選手にリズムをもらいながら走れて、途中からは自分のペースで押し切れたと思います。ラスト1キロで長門監督から区間賞と区間2位じゃ大違いだぞって声を掛けられました。区間賞はとても嬉しいです。役割を全うできたかなと思います」と話した。

◆戸塚中継所通過時総合順位(カッコは前中継所順位。繰り上げスタートあり通過順と異なる)
1(1) 青学大  8時間28分37秒
2(3) 順大   +4分32秒
3(7) 中大   +7分27秒
4(6) 東京国際大+7分34秒
5(5) 創価大  +7分39秒
6(2) 駒大   +7分49秒
7(4) 帝京大  +8分29秒
8(8) 東海大  +8分32秒
9(9) 東洋大  +8分33秒
10(10) 国学院大 +9分18秒
<以上シード権>
11(12) 早大   +10分2秒
12(11) 法大   +10分8秒
13(13) 神奈川大 +10分59秒
14(14) 明大   +12分14秒
15(15) 国士舘大 +13分0秒
―    学生連合 +13分33秒
16(16) 山梨学院大+17分15秒
17(18) 中央学院大+17分37秒
18(17) 日体大  +20分9秒
19(19) 専大   +21分51秒
20(20) 駿河台大 +23分43秒

◆8区・区間記録
1 津田将希(順大4年)1時間4分29秒
2 佐藤一世(青学大2年)1時間4分49秒
3 中沢雄大(中大3年)1時間5分2秒
4 蝦夷森章太(東洋大4年)1時間5分4秒
5 千明龍之佑(早大4年)1時間5分23秒
6 村松敬哲(東京国際大2年)1時間5分37秒
7 石川航平(国学院大4年)1時間5分42秒
8 吉田凌(創価大1年)1時間5分46秒
9 入田優希(東海大2年)1時間5分53秒
10 大泉真尋(神奈川大2年)1時間5分56秒
11 櫛田佳希(明大3年)1時間6分1秒
12 馬場竜之介(中央学院大4年)1時間6分8秒
― 大野陽人(大東文化大3年)1時間6分9秒
13 稲毛崇斗(法大2年)1時間6分20秒
14 山本龍神(国士舘大2年)1時間6分44秒
15 出仙龍之介(駿河台大3年)1時間6分56秒
16 橋本尚斗(帝京大4年)1時間7分21秒
17 岩間暁(専大4年)1時間7分29秒
18 鈴木芽吹(駒大2年)1時間7分47秒
19 九嶋大雅(日体大3年)1時間8分49秒
20 橘田大河(山梨学院大3年)1時間9分16秒

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2022年1月3日のニュース