【箱根駅伝】青学大・原監督「大あっぱれ快走。学生たちにあっぱれ、ほめたい」 大会新記録での歴史的圧勝

[ 2022年1月3日 13:49 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2022年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間、109・6キロ )

総合優勝を果たし胴上げされる青学大・原晋監督(代表撮影)
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して行われ、往路優勝した青学大が後続の追撃を許さず、2年ぶり6度目の総合優勝を10時間43分42秒の大会新記録で飾った。20年に青学大がマークした10時間45分23秒を大幅に更新した。

 最終10区の中倉啓敦(3年=愛知)が歓喜のゴールテープを切った。復路も圧巻の走りだった。6区の高橋勇輝(4年=長野日大)は区間8位の走りで2位以下を離すことができなかったが、7区の岸本大紀(3年=三条)が今大会で青学大初の区間賞を獲得し、2位以下を大きく引き離した。8区の佐藤一世(2年=八千代松蔭)も区間2位でつなぐと、9区の中村唯翔(3年=流通経大)が区間新記録の快走で2位・順大との差は鶴見中継所で7分56秒に広がり、10区の中倉も区間新記録をマーク。復路は5時間21分36秒でこちらも20年に東海大がマークした5時間23分47秒を2分以上更新した。

 原晋監督は「パワフル大作戦大成功」と話して3回の胴上げ。この大会が開催されたことに対し、関係各所の皆様に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました」とした上で「大あっぱれ快走ですね、学生たちにあっぱれ、ほめてあげたいなと思います」と語った。さらに大会新記録には「過去最強軍団と称しておりました。それが口だけでなく、現実のものとなりまして、改めて学生たちのすばらしさを感じました」と選手たちをほめあげた。

 2日の往路は3区の太田蒼生(1年=大牟田)が区間2位の快走でトップに立ち、山のぼりの5区も若林宏樹(1年=洛南)が区間3位と1年生2人の快走もあり、2年ぶりの往路優勝。エントリー全員が1万メートル28分台という層の厚さを存分に見せつけた。

 育成データを基にした強化プログラム「青学メソッド」の中で着実に走力とともに自信を携えた選手たち。原監督は「青山メソッドがありますから、そのメソッドの通り、自立してしっかり取り組んでいけば伸びるのですけど、それだけではなく、自分で律するという自律、自ら考え行動し、課題に向き合って前に進む姿勢、そういったものが青山学院には出来上がっているかなと感じます」と胸を張った。

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