常翔学園、ここまで無失点の東海大大阪仰星から大本が意地のトライも…相手守備陣崩せず完敗

[ 2022年1月3日 15:31 ]

第101回全国高校ラグビー大会 準々決勝   常翔学園7―45東海大大阪仰星 ( 2022年1月3日    花園 )

<常翔学園・東海大大阪仰星>東海大大阪仰星との大阪対決に敗れ、肩を落とす常翔学園フィフティーン(撮影・北條 貴史)
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 Bシード常翔学園(大阪第1)はAシード東海大大阪仰星(大阪第2)との大阪対決に敗れ、2大会ぶり22度目の準決勝進出はならなかった。

 0―21で迎えた前半17分過ぎ、No・8ファイアラガ義信ダビデ(2年)の縦への突破からチャンスをつくり、高校日本代表候補フランカー大本峻士(3年)がインゴールに飛び込んで今大会ここまで無失点だった東海大大阪仰星からトライを奪ったが、その後は素早い集散を繰り返す相手守備陣を崩すことはできなかった。

 後半25分過ぎには攻守に体を張り続けたCTB山本大悟主将(3年)が足を負傷して交代。同じ大阪のライバル校に7トライを許す、一方的な試合展開のまま、試合終了の笛を聞いた。

 常翔学園唯一のトライを決めた大本は急きょ、本職のフッカーから右フランカーにポジションを変えて打倒東海大大阪仰星を目指したが、力及ばず。

 「あのトライでチームがもっと乗っていけるように起爆剤になればと思ってたんですが……。仰星はきっちりどディフェンスしてくる。想像していたよりも厳しく来られて、僕たちが受けてしまいました。とても悔しいですけど、僕たちがやりたかったことをやってこの結果。出し切れたかなと僕の中では思ってます」と高校最後の試合を振り返った。
 

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2022年1月3日のニュース