NZのローレル・ハバードがトランスジェンダー初の五輪代表 重量挙げ女子87キロ超級に出場

[ 2021年6月21日 10:39 ]

トランスジェンダーとして初の五輪代表となったニュージーランドのローレル・ハバード(AP)
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 東京五輪に出場するニュージーランドの重量挙げ代表5人の中に、8年前に男性から女性となったローレル・ハバード(43=出生時の名前はギャビン)が選出された。21日に正式に発表されたもので、今五輪からは男性ホルモンのテストステロンの抑制など国際オリンピック委員会(IOC)が定める基準と規定を大会1年前から満たせば「トランスジェンダー」の参加が認められているが、女子87キロ超級に出場するハバードがその“第1号”となった。

 ハバードはジュニア時代にニュージーランドの国内記録を樹立。35歳で性別適合手術を受けたあと、2017年の世界選手権で2位、19年のパシフィック・ゲームズでは優勝していた。

 五輪のこの種目では最年長選手となるハバードは「3年前に腕を骨折したときにはもう終わりだと言われたけど、暗闇の中で多くの人たちが私を支えてくれた」と感謝の意を表明。ただし、かねてからトランスジェンダーの出場には選手からも批判が多く、同種目の優勝候補でもあるベルギーのアナ・バンベリンゲン(27)は「トランスジェンダーの参加基準を設けるのは難しい。別な側面から見ると可能なことかもしれないが、これは選手にとって公平だとは言えない」とコメントしていた。

 なお自転車競技のBMXフリースタイル女子の米国代表の補欠には、同じくトランスジェンダーのチェルシー・ウルフ(28)が選ばれている。

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