トランプ大統領が初めて言及 東京五輪「1年延期すべき」 無観客より「良い選択」

[ 2020年3月13日 05:30 ]

トランプ米大統領(AP)
Photo By AP

 トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「東京五輪は1年延期すべきかもしれない」との考えを表明。無観客での開催よりは、延期が望ましいとした。ホワイトハウスで記者団に述べた。

 トランプ氏は最終的には日本が判断することだとしながら「無観客で行うよりは良い選択だ」と語った。訪日時に五輪施設を見学したことにも触れ、「日本は素晴らしい施設を準備している」と開催に向けた日本の努力をたたえた。

 トランプ氏が開催延期に言及するのは初めて。同氏は2月26日の記者会見で、東京五輪への影響について、「問題が起きないといい」と語り、予定通りの開催を望む立場を示していた。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は12日、東京五輪の採火式後に報道陣の取材に応じ「大会の成功に向けて努力を続けている」と述べ、改めて五輪の中止や延期を否定していた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年3月13日のニュース