羽生「残念」 世界フィギュアもコロナで中止 来シーズンは「限界の先」への挑戦 現役続行明言

[ 2020年3月13日 05:30 ]

羽生の19~20年シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大で強制的に終わってしまった
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 国際スケート連盟(ISU)は11日(日本時間12日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、18日開幕のフィギュアスケート世界選手権(カナダ・モントリオール)の中止を発表した。10月以降の年内に代替開催できないか検討し、数日間で結論を下すという。出場予定だった男子でソチ、平昌五輪金メダリストの羽生結弦(25=ANA)は12日、日本スケート連盟を通じてコメントを発表。世界的な混乱を気丈に受け止めつつ、来季へ照準を定めた。

 フィギュアシーズンの総決算となるべき舞台が、新型コロナウイルスによって台無しになった。主催のISUは選手、コーチ、報道陣の体温をチェックするなどの検査態勢強化の文書を送付するなどギリギリまで開催の方向で動いていたが、危機感を募らせたモントリオールのあるケベック州当局から“待った”がかかった。

 ウイルスの感染がカナダにも広がりを見せ、アイスホッケー女子の世界選手権などが取りやめになっていた。開幕の1週間前に中止の決断を迫られたISUは「選手やコーチ、観客らの安全を考慮して決定した」との声明を出した。6月末までのシーズン中の延期は厳しく、今後数週間で10月以降の年内での代替開催を検討するという。

 選手、関係者、ファン、この大会を楽しみにしていた全ての人が動揺を隠せない。今大会で人類初の大技クワッドアクセル(4回転半)の挑戦や3年ぶりの王座奪回を目指していた羽生にとっても同じだ。「中止になってしまったことは残念ではありますが、選手のみならず、見に来られる皆さまや大会運営のスタッフの方々への感染拡大のリスクが、少しでも減ったことに安堵(あんど)する気持ちもあります」と気丈にコメント。「このような対応がなされたからこそ、より一層、注意を払って生活していかなくてはと思いました」とした。

 五輪連覇の王者は最大のライバルであるネーサン・チェン(米国)に昨年12月のGPファイナルで敗れており、雪辱を期していた。今年2月の四大陸選手権では演目を「バラード第1番」「SEIMEI」に変更。再戦に向けて努力を続けてきたが、19~20年シーズンは強制的に終わってしまった。「今シーズンの最後まで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。来シーズンに向け、今の限界の先へと行けるよう、練習していきます」。来季の現役続行を明言し、再び雌伏の時を過ごす。

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2020年3月13日のニュース