今場所も幕尻旋風!!“新入幕22歳”琴ノ若、三賞“視界”好調4勝

[ 2020年3月13日 05:30 ]

大相撲春場所5日目 ( 2020年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )

東龍(左)を寄り切り4勝目をあげた琴ノ若(撮影・中村 与志隆)
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 新入幕の琴ノ若が好調だ。東龍を相手にもろ差しとなり、危なげなく寄り切り。序盤を終えて4勝1敗と星を伸ばしている。師匠で父の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)、祖父で先代師匠の元横綱・琴桜(故人)も果たせなかった新入幕勝ち越しだけでなく、2桁勝利での三賞受賞も狙える好スタートを切った。全勝は横綱・白鵬、大関獲りの関脇・朝乃山、平幕の御嶽海、碧山の4人。1敗は横綱・鶴竜、琴ノ若ら6人となった。

 立ち合いでしっかり当たれなかったが、慌てなかった。東龍の当たりをもろ手で受け止めると、差し手争いの中でもろ差しになった。「先手先手で動けたのでよかった。距離が開いたので体を寄せていった」。新入幕とは思えない落ち着きぶりで、勝ち越しの半分に当たる4勝目を挙げた。

 佐渡ケ嶽親方の長男で、母方の祖父が元横綱・琴桜。周囲の期待を背負い、名門・埼玉栄高を経てプロへと進んだが、新入幕でも重圧は感じていない。佐渡ケ嶽親方は「勝ち負けよりも新入幕らしい相撲を取ってほしい」と願っていたが、序盤は期待に応える内容が続いている。「あまり深く考えずに伸び伸びとやれていると思う」。結果にこだわらないことが結果につながっている。

 八角理事長(元横綱・北勝海)も「若い人にはどんどん上がってきてほしい」と幕内最年少22歳の躍進を期待。「若い人は器用な感じがする。右でも左でも、どっちでもいけるような。でも個性を出してほしい。“自分はこういう相撲を取るんだ”ということを周りに印象づける相撲を取ってもらいたい」。期待しているからこそ相撲内容にも注文をつけた。

 今場所は三役以上が7人しかいないため、59年秋場所以来、61年ぶりに前頭が18枚目までできた。最後に前頭18枚目以下で三賞を受賞したのは58年秋場所の若秩父。幕内最後方からの快進撃で、琴ノ若は三賞も視界に入ってきた。

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