朝乃山の連勝ストップ 御嶽海に黒星、八角理事長「影響?あったんじゃダメでしょ」

[ 2020年3月13日 19:45 ]

大相撲春場所6日目 ( 2020年3月13日    エディオンアリーナ )

大相撲春場所6日目、朝乃山を寄り切りに破る御嶽海(撮影・井垣 忠夫)
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 元三役の御嶽海が大関獲りを狙う朝乃山を下し全勝を守った。

 立ち合いの当たりからすぐに右を差すと、左をあてがいながら相手の右を封じる。下から朝乃山の上体を起こし土俵際へ。そこから上手投げで揺さぶられるが、体を密着させて投げの威力を半減させた。左右に振られながらも下半身でしっかり残し、じわじわ寄って勝負を決めた。

 役員室で見守っていた八角理事長(元横綱・北勝海)は「(御嶽海の)調子の良さというのかな…。今場所は集中できているよね。まわしを取られても慌てなかったよね」と話した。

 一方、朝乃山は序盤は力強い相撲で波に乗っていたが、御嶽海の勢いに飲まれる形になった。

 「以前から言ってるように(朝乃山の立ち合いは)あごがあっち(逆方向)を向いている。(当たりが)重くはなっているけど、本物(実力者)にはこういう風にツケ入れられる」と立ち合いの課題を指摘した。ただ、中盤戦の最初の一番で敗れたとはいえ、まだ1敗。「(黒星の)影響?あったんじゃダメでしょ。切り替えていくしかないんじゃないですか」と奮起を期待した。

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2020年3月13日のニュース