ニュージーランド、南ア撃破! 史上初3連覇へ1次リーグ29連勝発進

[ 2019年9月22日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグB組   ニュージーランド23-13南アフリカ ( 2019年9月21日    日産ス )

敵陣に切り込むNZ ボーデン・バレット(左)(撮影・吉田 剛)
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 1次リーグ3試合が行われ、B組の優勝候補対決は世界ランキング2位のニュージーランド(NZ)が23―13で同4位の南アフリカを下し、史上初の3連覇へ好発進した。NZはW杯通算15連勝で87年第1回大会からの1次リーグ連勝記録も29に伸ばした。両国は通算99度目の対戦で戦績はNZの59勝36敗4分け。C組のフランスは23―21でアルゼンチンに、D組のオーストラリアは39―21でフィジーに勝った。

 6万3649人の大観衆を沸かせた、決勝戦レベルのビッグマッチ。NZのメンバーは日本流のお辞儀でスタンドに応えた。「オールブラックスのジャージーを着て応援してくれる人も多く、勝って恩返ししたかった」。発案者のNo・8リード主将は説明した。

 序盤は速い守備を徹底した南アのペース。だが、ダブル司令塔が流れを変えた。右肩負傷から先発復帰のSOモウンガは0―3の前半20分、相手パスミスを足にかけてゴール前まで突進。反則を誘って自ら同点PGを決めた。23分には自陣で真横へのキックパスでWTBリースを走らせ、チャンスメーク。モウンガにSOを譲りFBに入ったボーデン・バレットが持ち味のスピードで突破し、WTBブリッジの勝ち越しトライを生んだ。B・バレットはトリッキーなランでも堅守の南ア守備網を引き裂き、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。アンストラクチャー(陣形が崩れた状態)での決定力の差がスコアに出た。

 激しく顔面に当たられ、イケメンにちょっぴり傷がついたB・バレットは「痛いけど勲章みたいなもの」と苦笑い。湿度が高く滑りやすい日本の気候を見越し、わざとボールを濡らして練習してきた成果を見せ、「ボールを回しすぎたかもしれないが、みんなそういうラグビーを見に来ている」と話した。モウンガは「W杯に出ることは夢だった」と笑顔で、「ピッチに2人司令塔がいれば、いろんな状況判断ができる」と効果を口にした。

 世界ランク1位から10年ぶりに陥落して迎えたW杯。だが、過去2年間で1勝1敗1分けだった南アを破り、今回も本命を印象づけた。「タイタニックのような(危機的)状況で選手がよくやってくれたよ」とハンセン監督。アジア初開催のW杯で、3連覇へ向けて力強く走り出した。

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